[PHP]超入門:配列の使い方を基礎からやさしく解説!複数の値を1つの変数にまとめて扱う方法
PHPでは「配列」を使うことで、複数のデータ(値)を1つの変数にまとめて扱うことができます。
if
文やループと組み合わせれば、コードの効率がぐっと向上します。
本記事では、配列の基本構造や作成・取り出しの方法、そして便利な「連想配列」の使い方まで、フロントエンド経験者の視点からわかりやすく解説します。
配列とは?単なる「変数の集合」じゃない!
PHPにおける配列とは、「複数の値をまとめて格納できる箱」のようなものです。
通常の変数では1つの値しか扱えませんが、配列を使えば複数の値を1つの変数として管理できます。
たとえば、以下のように書くと…
1 |
$fruits = ["apple", "banana", "orange"]; |
このように、3つのフルーツの名前を1つの$fruits
配列にまとめて管理できます。
配列の構造図
配列の作成方法(array() と [])
PHPで配列を作成するには、主に2通りの記述方法があります。
array()
を使う場合
1 |
$fruits = array('apple', 'banana', 'orange'); |
[]
を使う場合(現在はこちらが主流)
1 |
$fruits = ['apple', 'banana', 'orange']; |
どちらも意味は同じですが、近年のPHPではより簡潔な []
記法が主流となっています。
配列の値を取り出してみよう
インデックス番号を使えば、特定の要素を取り出すことができます。
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$fruits = ['apple', 'banana', 'orange']; echo $fruits[0]; |
実行結果
連想配列とは?キー名で管理できる便利な配列
通常の配列はインデックス番号で値を管理しますが、キー名を自由に設定して値を扱う方法もあります。
それが「連想配列」です。
例:ユーザー情報を通常の配列(インデックス配列)で管理する場合
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$user = ['yamada', 24, 'engineer']; echo $user[0]; |
例:ユーザー情報を連想配列で管理する場合
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$user = [ 'name' => 'yamada', 'age' => 20, 'occupation' => 'engineer' ]; echo $user["name"]; |
実行結果
このように、キー名で値を取り出せるため、より意味のわかりやすい構造になります。
連想配列の構造図
まとめ:配列はPHPでも超重要!
配列は、複数の値を効率よく扱うために欠かせない、PHPにおける基本的かつ強力な機能です。
次回は、この配列をループ処理(for
, foreach
, while
)で活用する方法について紹介します。
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