「IPアドレス」「ドメイン」「DNS」の関係性について、初心者にもわかりやすく解説します。

「IPアドレス」とは

IPアドレスとは、インターネット上で機器を識別するための「住所」のようなものです。
私たちが家の住所を使って特定の場所を見つけるように、コンピューターやスマートフォンなどの機器も、IPアドレスを使ってお互いを見つけて通信しています。

IPアドレスは「203.0.113.10」のように、数字が「.」で区切られた形で表されます。
これにより、世界中のネットワーク上でどの機器と通信するかが明確になります。

「ドメイン」とは

ドメインとは、インターネット上の「住所の名前」のようなものです。
コンピューターはIPアドレスを使って通信していますが、人間がこの数字を覚えるのは大変です。
そこで、数字の代わりに「example.com」のような、人間にとって覚えやすい名前を使えるようにしたものがドメインです。

ドメインは、以下のようにホームページのURLやメールアドレスの一部として使われます。

・ホームページURL: https://example.com
・メールアドレス: xxx@example.com

「DNS」とは

DNS（Domain Name System）は、IPアドレスとドメインを紐づけて管理するシステムです。
これにより、ユーザーは人間にとって覚えやすいドメイン名（例: example.com）を使って、実際のインターネット上のサーバー（例: IPアドレス 203.0.113.10）に簡単にアクセスできるようになります。

たとえば、ブラウザに「example.com」と入力すると、DNSが裏でそのドメインに対応するIPアドレスを探し出し、正しいサーバーに接続します。