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Google Workspace 管理者のためのDNS入門

Google Workspace を利用するには、独自ドメインを Google Workspace に登録し、DNS(Domain Name System)を設定する必要があります。
DNS を通じて、ドメインの所有権の証明やメールの送受信が可能になります。

本記事では、Google Workspace を使うために必要なDNSレコードについて説明します。

DNS とは

DNS(Domain Name System)は、ドメイン名 と IPアドレス を紐付けて管理する仕組みです。
これにより、ユーザーは「example.com」のような覚えやすいドメイン名を使って、インターネット上のサーバー(例: 203.0.113.10)にアクセスできます。

TXT レコード

TXT レコードは、ホスト名にテキスト情報を紐付けるためのDNSレコードです。
Google Workspace では、「ドメイン所有権の証明」に利用されます。
ドメインの所有権を証明することで、Google がそのドメインを正当に使用できると判断します。

参考 :ドメインの所有権を TXT レコードで証明する – Google Workspace 管理者 ヘルプ

CNAME レコード

CNAME レコードは、ホスト名の別名(エイリアス)を正規名に紐付けるDNSレコードです。
Google Workspace では、TXT レコードが利用できない場合に、ドメイン所有権の証明で代替として使用します。

参考 :ドメインの DNS レコードに CNAME レコードを追加する – Google Workspace 管理者 ヘルプ

SPF レコード

SPF レコード(Sender Policy Framework)は、特定のドメインからメールを送信できる正当なメールサーバーを指定するためのDNSレコードです。
これにより、不正なメール送信やドメインの詐称を防ぐことができます。
Google Workspace を利用する場合、SPF レコードを設定することで、スパム対策やセキュリティの向上が期待できます。

参考 :SPF レコードを定義する: 基本設定 – Google Workspace 管理者 ヘルプ

MX レコード

MX レコード(Mail Exchanger)は、メールの配送先サーバーを指定するDNSレコードです。
Google Workspace では、Gmailでメールの送受信を行うために、適切な MX レコードを設定する必要があります。
これにより、対象ドメイン宛てのメールが Google のメールサーバーに正しく受信されます。

参考 :Google Workspace の MX レコードの値 – Google Workspace 管理者 ヘルプ
 

以上の DNSレコードを適切に設定することで、Google Workspace をスムーズに利用できます。
DNS設定は初期導入時の重要なステップとなるため、慎重に確認しながら進めましょう。

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