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フリーフォントをWebフォントとして使う方法

Webフォントを使用するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
・1つ目は、Google Fonts などのWebフォントサービスを使用する方法
・2つ目は、フリーフォントをサーバーにアップロードしてWebフォントとして使う方法
今回は、後者の方法についてまとめました。

ライセンスを確認する

全てのフリーフォントがWebフォントとして使えるとは限りません。
Webフォント化する際は、以下の点に注意してライセンスの確認を行いましょう。

●再配布が可能か
インターネット上に公開することは、「再配布」にあたる可能性があります。

●改変が可能か
後述の「サブセット化」や「ファイル形式の変換」をすることは「改変」にあたる可能性があります。

●商用利用が可能か
営利目的での使用が可能か確認する必要があります。

 

一般的にWebフォントとして使用できるとされているライセンス
SIL Open Font License(OFL)
 オープンソースライセンス
Apache License 2.0
 ソフトウェア向けオープンソースライセンス
M+ FONT LICENSE
 フリーフォントであるM+ FONTの独自ライセンス

サブセット化

和文フォントは、漢字・ひらがな・カタカナと、含まれる文字数が多いため、ファイルサイズが大きくなり、読み込み速度が遅くなってしまいます。
そこで、フォントに含まれる文字の中から必要な文字だけを抜き出し、ファイルサイズを小さくする「サブセット化」を行います。

 

サブセット化の手順

フォントを用意

サブセット化するフォントを用意します。
フォントを選ぶ際は、前項のライセンスに注意しましょう。

今回は、「ロゴたいぷゴシック」というフォントをサブセット化してみます。
このフォントは、M+ FONT LICENSE に準じます。

ソフトのダウンロード、インストール

▼使用するフリーソフト
サブセットフォントメーカー

サブセットフォントメーカーでサブセット化

サブセットフォントメーカーを起動します。

①作成元フォントファイル
サブセット化したいフォントを指定します

 

②作成後フォントファイル
サブセット化後のフォントの保存場所とファイル名を指定します

 

③フォントに格納する文字
和文フォントには、以下が含まれています
・JIS第1水準漢字
・JIS第2水準漢字
・ひらがな
・カタカナ
・全角英数字
・半角英数字
・記号

上記の中から、使わないであろう文字を除いた
「常用漢字」+「ひらがな」+「カタカナ」+「全角英数字」+「半角英数字」+「記号」
を以下よりコピーし、③の箇所にペーストします。

 

④「作成開始」をクリックし、でサブセット化します

 

サブセット化前後のファイルサイズの比較

Webフォントとして使用できるファイル形式に変換する

フリーフォントのファイル形式は「ttf」や「otf」などがありますが、これらをWebフォントとして使用できるよう、「.woff」(もしくは「.woff2」)に変換します。

 

・Web Open Font Format(拡張子:woff)
IE11対応

・Web Open Font Format 2.0(拡張子:woff2)
IE11非対応だがwoffよりもファイルサイズが小さい

WOFFコンバーターにアクセス

オンラインで無料でフォントファイルを変換できるコンバーターです
TTFからWOFFへのコンバーター
OTFからWOFFへのコンバーター

 

 

サイトに反映

【例】「font_ltg」classを適用した要素にWebフォントを反映させる

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