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[JavaScript] 超入門:letとconstの違いと使い分けをやさしく解説

[JavaScript] 超入門:letとconstの違いと使い分けをやさしく解説

「JavaScriptの let と const、どう違うの?」
変数や定数はプログラミングの基本ですが、JavaScriptでは独自のルールがあり、少し戸惑うこともあります。

この記事では、初心者の方に向けて、letconst の「何がどう違うのか?」そして「どう使い分ければいいのか?」をやさしく解説します。

「とりあえず を使っているけれど、これでいいのかな?」と悩んでいる方も、この記事を読み終えるころには、それぞれの使い方に自信が持てるようになります!

はじめに

この記事では、前回の「JavaScriptにおける変数と定数とは?」で紹介した基本をふまえ、letconstの使い分けにフォーカスして解説します。
また、昔からある var という書き方もありますが、現在はあまり使われておらず、代わりに letconst が主流です。この記事ではその点にも軽く触れます。

JavaScriptの宣言方法:let / const の違い

JavaScriptで変数や定数を宣言するには、現在は主に以下の2つを使います。

  • let:再代入できる変数(値が変わるものに使う)
  • const:再代入できない定数(値が変わらないものに使う)

過去には var という方法も使われていましたが、思わぬバグにつながることがあるため、現在は基本的に使いません。

let と const の使い方をコードで確認

let の例:

const の例:

constは再代入できませんが、オブジェクトや配列の中身の変更は可能です。

スコープ(見える範囲)の違いにも注意

letconstは「ブロックスコープ」で動作します。

このように、iffor の中で定義した変数は、その中でしか使えず、外からはアクセスできません。これが、コードの安全性を高めます。

「スコープ」とは、変数がどこから見えるか(アクセスできるか)の範囲のことです。

var はなぜ避けられるのか?

var は JavaScript 初期から存在する宣言方法ですが、以下のような理由から現在は推奨されていません。

  • 関数スコープ:ifやforなどの中でも外から見えてしまう
  • 巻き上げ(hoisting):宣言がコードの先頭に移動してしまうように見える

このような振る舞いはバグの原因になりやすいため、現在は letconst を使うのが一般的です。

どれを使えばいい?使い分けのポイント

以下のルールが基本です。

  • まず const を使う(変更のない値に)
  • 変更が必要な場合だけ let を使う
  • var は原則使わない(互換性や古いコードで見かける程度)

これは多くのプロジェクトや現場で採用されている、実践的なスタイルです。

まとめ:let と const を正しく使って、安全でわかりやすいコードに

JavaScriptでは、letconst の使い分けを意識することで、バグを防ぎやすくなり、読みやすいコードになります。

まずは 「const を基本に、必要なら let」 のシンプルなルールを覚えておけばOKです。

最初は let を使いがちですが、まずは const を使う習慣をつけると、コードの意図がより明確になり、バグも防ぎやすくなります。

次回は if 文や for 文といった、条件分岐や繰り返し処理について解説していきます。

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