TECH BLOG

マークリープス技術ブログ

open

[WordPress] 管理画面のエラー表示を目立たせるために試したCSSカスタマイズ

[WordPress] 管理画面のエラー表示を目立たせるために実施したこと

WordPressの管理画面で表示されるエラーメッセージ、うっかり見逃してしまったことはありませんか?

今回は、エラー表示を目立たせるために試したCSSカスタマイズ方法を紹介します。
functions.phpへのコード追加とCSSの追加だけで実現できる、比較的シンプルなカスタマイズです。

管理画面のエラー表示が見づらい問題

WordPressの管理画面では、フォームの入力ミスやメール送信エラーなどが div.errordiv.updated クラスで表示されます。

しかし、標準のスタイルはやや控えめで、作業に集中していると見落としがちです。

特に、他の項目に意識が向いている場合や、慣れていないユーザーにとっては、もっとはっきり目立っていてほしいと感じる場面もあります。

管理画面用のオリジナルCSSを読み込ませる方法

管理画面用のオリジナルCSSを追加します。
以下のコードを functions.php に記述すると、任意のCSSファイルを読み込ませることができます。

このコードは、管理画面のHTMLが出力されるときに、<head>内に my_admin_style.css を読み込むようWordPressに指示しています。
 

ポイント

・CSSファイル名は自由に変更OK(ただしファイル名とパスを一致させる)
・子テーマでも使用可能
・フロント(公開)画面には影響なし

エラー表示を目立たせるCSSの例

作成したCSSファイル(例:my_admin_style.css)に、エラー表示を強調するスタイルを記述します。

 
さらに目立たせたい場合は、シャドウやアニメーションを加えるのも効果的です。

 

作成したCSSファイルは、テーマまたは子テーマのディレクトリにアップロードします。

表示の比較(Before / After)

以下は、CSS適用前後のエラー表示の比較です。

・適用前の表示

・適用後の表示

注意点とまとめ

管理画面では、テーマのCSSは基本的に読み込まれませんが、他のプラグインがCSSを追加している場合は競合の可能性があります。
そのため、以下のような工夫をすると安心です。

競合を防ぐためのポイント

・セレクタを具体的にする(例:.wp-admin #wpbody-content .error
!important の多用は避け、最終手段として使う

 
管理画面のエラー表示は、ユーザーのミスを気づきやすくする大事な要素です。
ちょっとしたCSSカスタマイズで視認性が大きく向上します。

今回のポイントまとめ

  • functions.php にコードを追加して、管理画面専用CSSを読み込む
  • div.error や div.updated に対して、CSSでスタイルを上書き
  • 必要に応じてシャドウやアニメーションでさらに強調

よく読まれている関連記事

関連最新記事