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Google Workspace のメールサーバーを利用する際の設定手順 と 必要なDNSレコード設定

Google Workspace のメールサーバーを利用するには、ドメインの所有権の確認、ユーザーの追加、メール配信のための DNS レコード設定など、いくつかの重要なステップが必要です。
本記事では、Google Workspace のメールサーバーを利用するための初期設定の流れについて解説します。

設定の流れ

  1. Google Workspace の利用申し込み
  2. ドメイン所有権の証明
  3. ユーザーの追加
  4. 受信メールを Google のメールサーバーへ配信するための MX レコード設定
  5. なりすまし、フィッシング、迷惑メールを防止するための SPF レコード設定

Google Workspace の利用申し込み

Google Workspace の公式サイト にアクセスし、利用申し込みを完了させます。

ドメイン所有権の証明

  1. Google Workspace 設定ツールから確認コードをコピーする
  2. ドメイン登録事業者の DNS レコード管理ページを開く
  3. TXT レコードを追加する
  4. Google Workspace 設定ツールに戻り、確認コードをコピーしたページの最下部で [ドメインを保護] をクリックする

 例:Xserver での TXT レコード追加

項目設定値
ホスト名空白(.ドメイン名) ※1
種別TXT ※2
内容google-site-verification=********** ※3
TTL3600 ※1
優先度0 ※1
  • ※1 ホスト名、TTL、優先度は、利用するドメイン登録事業者のヘルプページを参照してください
  • ※2:「TXT」を選択
  • ※3:Google Workspace 設定ツールからコピーした確認コードを入力

参考

ユーザーの追加

Google Workspace にユーザーアカウントを追加する方法は、以下のページを参照してください。

受信メールを Google のメールサーバーへ配信するための MX レコード設定

Google Workspace でメールを受信できるよう、メールの配送先を Gmail に変更します。

設定手順

Google Workspace の登録時期によって、追加する MX レコードが異なるため、詳細は以下のページを参照してください。

参考

例:Xserver での MX レコード追加(2023年4月以降に登録の場合)

項目設定値
ホスト名空白(.ドメイン名)
種別MX
内容smtp.google.com
TTL3600
優先度1

注意

Xserver やお名前.com を利用する場合、追加した MX レコードとは別に、他の MX レコードが設定されている場合は削除または無効化してください。
他のドメイン登録事業者を利用している場合は、それぞれのヘルプページの案内に従ってください。

なりすまし、フィッシング、迷惑メールを防止するための SPF レコード設定

メール送信認証を適切に設定することで、迷惑メールとして扱われるリスクを軽減できます。
設定方法については、以下のページを参照してください。

サーバーパネル上のメールアカウント設定を削除する(エックスサーバーの場合)

Google Workspace を利用する場合、エックスサーバー上の「メールアカウント設定」を削除することで、ローカル配送 を防ぐ必要があります。

ローカル配送の回避が必要な理由

エックスサーバーでは、以下の条件がそろうと、Google Workspace(Gmail)の MX レコードが参照されず、エックスサーバーのメールボックスにメールが強制的に配送されてしまいます。

  1. Xserverのサーバーからメールを送信している
  2. 送信先のメールアドレスのドメインが Xserver の「ドメイン設定」に登録されている
  3. 送信先のドメインに「メールアカウント設定」「メーリングリスト」「メールマガジン」のいずれかが存在する
  4. 送信元ドメインと宛先ドメインが同じサーバーに登録されている

回避方法

「メールアカウント設定」から該当ドメインのメールアカウントを削除します。必要に応じて、「メーリングリスト」や「メールマガジン」の設定も削除してください。

補足: メールデータのバックアップ

エックスサーバーのメールアカウントを削除すると、エックスサーバー上のメールデータも削除されます。必要なメールは、事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

参考

 設定に問題が発生した場合は、Google Workspace の公式サポートページや、ドメイン登録事業者のヘルプページを確認してください。