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エックスサーバーからエックスサーバーへのドメイン管理・サイト移行時の注意点と流れ


エックスサーバーから別のエックスサーバーへ、ドメインの管理およびサイトを移行する際の注意点や流れについてご紹介します。

注意点

エックスサーバー間での移行には以下の注意点があります。

1.同じドメインを複数のエックスサーバーに設定できない
 旧サーバーに設定しているドメインを新サーバーに設定するには、旧サーバーのドメイン設定を削除する必要があります。

 

2.旧サーバーにデータを残したまま新サーバーへ移行できない
エックスサーバー上で ドメイン設定を削除すると、FTP上のファイルやメールアカウント設定も削除されます。
ただし、データベースはドメイン設定とは別に管理されているため、削除されません。

移行の流れ

エックスサーバー間での移行方法として、以下の2つのパターンがあります。

パターン1:直接移行

主な流れ
1.旧エックスサーバーでバックアップを取得する
2.旧エックスサーバーのドメイン設定を削除する
3.新エックスサーバーにドメイン設定を追加する
4.新エックスサーバーでサイト構築とメールアカウント設定を行う
 
メリット
・作業工数やコストを抑えられる
 
デメリット
・新サーバーの環境構築が完了するまで、サイトやメールが停止する時間が発生する
・新サーバーでのサイト構築時に問題が発生すると、バックアップデータ以外に復旧手段がない
 
特記事項
・旧エックスサーバーでドメイン設定を削除し、新エックスサーバーで追加すると、DNSが自動的に新エックスサーバーへ切り替わるため、手動でのDNS変更は不要
・DNSの切り替えには最大24時間程度かかる

パターン2:一時的なレンタルサーバーを利用する移行

主な流れ
1.旧エックスサーバーでバックアップを取得する
2.一時的に別のレンタルサーバーへデータを移行する
3.ドメインのネームサーバーを一時的なレンタルサーバーに変更する
4.旧エックスサーバーのドメイン設定を削除する
5.新エックスサーバーにドメイン設定を追加する
6.新エックスサーバーにサイト構築とメールアカウント設定を行う
7.ドメインのネームサーバーを新エックスサーバーに変更する
 
メリット
・サイトやメールが停止する時間が発生しない
・新エックスサーバーでのサイト構築時に問題が発生しても、一時的なサーバーのデータを元に復旧可能
 
デメリット
・作業工数やコストがパターン1の場合より大きくかかる
 

エックスサーバー間でのドメイン管理、サイト移行には注意が必要です。
サイトやメールの停止時間を考慮して計画的に実行しましょう。

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