【PHPの基礎】データ型
PHP「データ型」の基礎知識について学習します。
データ型について
データ型とは、変数の中に入れるデータの種類のことです。
データ型の分類
PHPには8つのデータ型があり、大きくは以下の3つに分類されます。
スカラー型
スカラー型は、一つの変数に一つの値のみを扱うことができます。
スカラー型には以下の4種類の型があります。
整数型 | integer | -1、0、1などの整数 |
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浮動小数点型 | float、double | 1.23、0.98のような小数 |
文字列型 | string | シングルクォートまたは ダブルクォートで囲まれた文字列 |
論理型 | boolean | true(真)またはfalse(偽) |
複合型
複合型は、一つの変数に複数の値を扱うことができます
配列型 | array | 配列(複数のデータの集合) |
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オブジェクト型 | object | オブジェクト |
特殊型
特殊型は、スカラー型でも複合型でもない特殊な型の分類のことです
リソース型 | resource | ファイルやデータベースの接続など |
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ヌル型 | null | 値を持たないことを示す |
データ型の自動判別
整数を変数に代入すれば整数(int)型、文字列を代入すれば文字列(string)型というように、PHPでは、データ型を宣言しなくてもPHPがデータ型を自動判別して処理されます。
型宣言の手間がなく便利な反面、意図しない型として処理される場合があります。