WordPressで押さえておきたい「メインループ」と「サブループ」

WordPressでサイトを構築する際に欠かせない「メインループ」と「サブループ」について解説します。

ループとは

WordPressのループは、管理画面で作成した投稿や固定ページを取得し、サイトに表示するための処理です。

記事一覧ページや詳細ページ、固定ページなど、WordPressで生成されるほぼすべてのページでこの「ループ」が使用されています。

 

WordPressのループには以下の2種類があります。

・メインループ：テンプレートファイルに応じたデータを自動取得・表示。
・サブループ：条件を指定してデータを取得・表示。

用途に応じて適切に使い分ける必要があります。

メインループとは

メインループは、テンプレートファイル（例：archive.php、single.phpなど）の種類に応じて、自動的にデータを取得し表示する処理です。
 
主に以下の場合に使用します。

・記事一覧ページ（archive.php、category.phpなど）
・記事詳細ページ（single.php、page.phpなど）

ポイント

・1ページ（1テンプレートファイル）につき1回まで利用可能。
・表示件数などの詳細設定は、functions.phpや管理画面の設定で指定する必要あり。

メインループの記述例

注意点：メインループの動作

メインループはテンプレートファイルに依存して挙動が変わります。
たとえば、同じループを記述しても、以下のように結果は異なります。

・archive.php：全記事の一覧を表示。
・category.php：特定カテゴリーの記事一覧を表示。

 

また、メインループの表示件数は特に指定がなければ管理画面の「表示設定」に依存します。
細かな調整が必要な場合はfunctions.phpで制御する必要があります。

サブループとは

サブループは、条件を指定して特定のデータを取得・表示したい場合に使用します。
また、同じテンプレートファイル内で複数のループを使用する場合にも便利です。

サブループを使うケース

1．条件付きでデータを取得する場合
　例：特定のカテゴリーや投稿タイプの記事を○件だけ表示。

2．複数のループを利用する場合
　例：archive.phpで全記事一覧をメインループで取得し、人気記事や最近更新された記事をサブループで取得。

サブループの記述例

 

上記の例では、「カテゴリーがpickupの記事を5件表示」という条件でデータを取得しています。

サブループの補足

サブループには複数の記述方法があります。
詳細な方法については、別記事で解説します。