HTML・CSSにおけるコンポーネントとは?設計・コンポーネントベースも解説
Web制作では「コンポーネント」という言葉がよく使われます。
本記事では、HTML・CSSにおけるコンポーネントの基本的な意味から、「コンポーネント設計」「コンポーネントベース」といった関連する言葉について、Web制作の観点から簡単に解説します。
HTML・CSSにおけるコンポーネントとは
HTML・CSSにおける「コンポーネント」とは、Webページを構成する再利用可能なUI(ユーザーインターフェース)のパーツを指します。
たとえば、以下のようなものがコンポーネントの例です。
- ボタン
- カード
- ナビゲーション
- 見出し
- フォーム
- モーダルウィンドウ
Webサイト内で同じデザインの「もっと見る」ボタンを複数の場所で使用する場合、そのボタンを1つのコンポーネントとして考えることができます。
<a href="#" class="button">もっと見る</a>
.button {
display: inline-block;
padding: 10px 20px;
border-radius: 4px;
background: #333;
color: #fff;
}
このように、特定の役割を持ったHTML・CSSをひとまとまりのパーツとして扱うことで、同じデザインのUIを複数の場所で利用しやすくなります。
なお、「コンポーネント」は、必ずしも特定のHTMLタグやCSSの書き方を指す言葉ではありません。
「再利用しやすいUIのまとまり」と考えると分かりやすいでしょう。
コンポーネント設計とは
「コンポーネント設計」とは、Webページを構成するUIを再利用可能なパーツ(コンポーネント)として分割し、整理して設計することです。
たとえば、以下のようなWebページがあるとします。
ページ
├─ ヘッダー
├─ メインビジュアル
├─ カード一覧
│ ├─ カード
│ ├─ カード
│ └─ カード
└─ フッター
この場合、「ヘッダー」「カード」「フッター」などを、それぞれ独立したコンポーネントとして考えることができます。
コンポーネントごとにHTML・CSSを整理しておくことで、同じUIを別のページでも利用しやすくなります。
また、コンポーネントに関係するHTML・CSSをまとめて管理しておけば、デザインを変更するときも修正箇所を把握しやすくなります。
コンポーネント設計では、「WebページをどのようなUIパーツに分けて考えるか」が重要になります。
コンポーネントベースとは
「コンポーネントベース」とは、WebサイトやWebアプリケーションを、複数のコンポーネントを組み合わせて構築する考え方です。
たとえば、以下のようなコンポーネントがあるとします。
Header
Button
Card
Form
Footer
これらのコンポーネントを組み合わせて、1つのWebページを構築します。
ページ
├─ Header
├─ Card
├─ Card
├─ Button
├─ Form
└─ Footer
このように、ページ全体を一から作るのではなく、再利用可能なコンポーネントを組み合わせてページを構築するのが、コンポーネントベースの考え方です。
コンポーネント化するメリット
UIをコンポーネントとして設計することで、主に以下のようなメリットがあります。
再利用しやすい
同じデザインのボタンやカードなどを、複数のページで共通して利用できます。一度作成したコンポーネントを再利用することで、同じUIを毎回一から作成する必要がありません。
修正しやすい
共通して使用しているコンポーネントのHTML・CSSを整理しておけば、デザインを変更するときも修正箇所を把握しやすくなります。
デザインを統一しやすい
同じコンポーネントを使用することで、サイト内のボタンやカードなどのデザインを統一しやすくなります。
このように、コンポーネント化することで、Webサイトの制作や保守を効率化しやすくなります。
まとめ
HTML・CSSにおけるコンポーネントとは、ボタンやカードなど、再利用しやすいUIのパーツを指します。
「コンポーネント設計」は、Webページをコンポーネント単位に分割して整理・設計する考え方です。
「コンポーネントベース」は、それらのコンポーネントを組み合わせてWebサイトやWebアプリケーションを構築する考え方を指します。
それぞれの言葉には少し違いがありますが、共通しているのは、Webページを再利用しやすいUIパーツに分けて考えるという点です。