サイト表示速度を測定する「PageSpeed Insights」の使い方
Webサイトの表示速度は、ユーザー体験だけでなく、SEO評価にも関係する重要な要素です。
Googleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」を使えば、ページの表示速度や改善点を簡単に確認できます。
PageSpeed Insightsとは
PageSpeed Insightsは、Googleが提供する無料のWebサイト分析ツールです。
調べたいページのURLを入力するだけで、Webページの表示速度やユーザー体験を分析し、改善点を確認できます。
PageSpeed Insightsでできること
PageSpeed Insightsでは、主に以下の内容を確認できます。
- ページ表示速度のスコア
- モバイルとデスクトップの比較
- Core Web Vitals の状況
- 表示速度に関する問題点
- 改善提案
特に「どこが重くなっているのか」を具体的に確認できるため、サイト高速化の改善指針として役立ちます。
PageSpeed Insights の使い方
URLを入力して分析する
PageSpeed Insights のページを開き、「ウェブページのURLを入力」と表示された入力欄に、分析したいページのURLを入力します。
「分析」をクリックすると、自動的に測定が開始されます。

数秒〜数十秒ほどで分析結果が表示されます。
モバイル・デスクトップを切り替える
分析結果ページ上部のタブを切り替えることで、
・携帯電話(モバイル)
・デスクトップ
それぞれの結果を確認できます。

現在はモバイル版サイトを基準に評価する「モバイルファースト」が重視されています。
「実際のユーザーの環境で評価する」と「パフォーマンスの問題を診断する」の違い
PageSpeed Insightsでは、以下の2種類の測定結果が表示されます。
実際のユーザーの環境で評価する(フィールドデータ)
過去28日間に、実際のユーザーがそのページを閲覧した際のデータです。
Core Web Vitals の評価にも利用されています。

パフォーマンスの問題を診断する(ラボデータ)
特定の環境下を想定してシミュレートした結果です。
問題点の発見や改善作業に役立ちます。

フィールドデータの見方
主要な指標
「実際のユーザーの環境で評価する」に表示される指標です。
これらは実際の利用者のブラウザから収集されたデータをもとに計測されています。
なお、アクセス数が少ないページや公開直後のページでは、十分なデータが集まらず「データがありません」と表示される場合があります。
Largest Contentful Paint(LCP)
ページ内で最も大きなコンテンツが表示されるまでの時間を示す指標です。
Interaction to Next Paint (INP)
ユーザーのクリックやタップなどの操作に対して、ページが反応するまでの時間を示します。
数値が小さいほど操作しやすいページと評価されます。
Cumulative Layout Shift(CLS)
ページ表示中のレイアウトのズレを測定する指標です。
画像読み込み時にボタン位置が移動するなど、誤タップにつながる要因を測定します。
First Contentful Paint(FCP)
テキストや画像など、最初のコンテンツが表示されるまでの時間です。
ユーザーが「読み込みが始まった」と認識するタイミングを示します。
Time to First Byte (TTFB)
ブラウザがリクエストを送信してから最初のデータを受信するまでの時間です。
サーバー応答速度の目安となります。
スコアの目安
各指標には、
・良好(緑)
・改善が必要(オレンジ)
・不良(赤)
の評価が表示されます。
Core Web Vitals の評価では、LCP・INP・CLS の3指標が特に重要です。
ラボデータの見方
ラボデータは「パフォーマンスの問題を診断する」に表示される測定結果です。
特定の環境でページを分析し、パフォーマンス上の問題点を調査します。
スコアの目安
パフォーマンススコアは100点満点で評価されます。

- 0-49(赤):低速
- 50-89(オレンジ)改善の余地あり
- 90-100(緑):良好
ただし、スコアは改善の参考値であり、必ずしも100点を目指す必要はありません。
主要な指標
First Contentful Paint(FCP)
ラボ環境において最初のコンテンツが表示されるまでの時間です。
Largest Contentful Paint(LCP)
ラボ環境において主要コンテンツが表示されるまでの時間です。
フィールドデータのLCPと同じ指標ですが、実際の利用環境ではなくテスト環境で計測されています。
Total Blocking Time(TBT)
JavaScript処理などの影響で、ページ操作が一時的に反応しなくなっている時間を示す指標です。
数値が大きいほど、操作しづらいページと判断されます。
Cumulative Layout Shift(CLS)
ラボ環境におけるレイアウトのズレを示します。
Speed Index
ページの可視領域がどの程度の速度で表示されるかを示す指標です。
体感速度の目安として利用されます。
インサイト
優先度の高い改善点がリストアップされます。

診断
細かい改善点や技術的なヒントを確認できます。

合格した監査
既に適切に対応できており、問題が検出されなかった項目が表示されます。
まとめ|スコアだけを追いすぎないことも重要
PageSpeed Insightsのスコアは重要ですが、100点を目指すことだけが正解ではありません。
広告、アクセス解析、デザイン表現、外部サービスなどを利用すると、どうしてもスコアが下がる場合があります。
- ユーザーが快適に閲覧できるか
- 実際の表示速度に問題がないか
- サイト運営に必要な機能とのバランス
を考慮しながら改善を進めることが大切です。
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