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何から学ぶ?WordPressを理解するためのPHP入門ロードマップ

WordPressでサイト制作をしていると、
「この表示はどこで制御しているの?」と感じる場面が出てきます。

そのときに必要になるのが PHP です。

この記事では、「何から学べばいいかわからない」初心者向けに、
WordPress目的のPHP学習ロードマップを紹介します。

なぜWordPressにPHPの知識が必要なのか

WordPressを扱う中で、以下のような場面ではPHPの理解が不可欠になります。

  • 投稿内容を条件によって出し分けたい
  • テンプレートの表示を細かく制御したい
  • カスタム投稿タイプやカスタムフィールドを扱いたい

WordPressは内部でPHPが動いており、テーマファイル(index.php や single.php など)もPHPで記述されています。
PHPを少しでも理解できるようになると、WordPressの理解度が一気に上がります。

WordPress向けのPHP学習の全体像(ロードマップ)

WordPress向けのPHP学習は、次のような流れがおすすめです。

  1. PHPの基本文法を学ぶ
  2. WordPressでよく使うPHP構文に慣れる
  3. WordPress独自の仕組みを理解する
  4. 実際のテーマ・カスタマイズで使ってみる

一般的なPHPエンジニア向けの学習内容すべてを覚える必要はありません。
「WordPressで使う分だけ」学ぶ のがポイントです。

ステップ1:PHPの基本文法を押さえる

まずは、以下のような最低限の文法を理解しましょう。

  • 変数($variable)
  • if文、else文
  • foreach文
  • 配列
  • 関数

この段階では、
「PHPを書けるようになる」よりも
「コードを見て何をしているか分かる」ことが目標です。

WordPressテーマ内のPHPを読むための土台作りと考えましょう。

弊社ブログの「PHP」カテゴリでも、PHPの基本文法についての記事を掲載しています。

ステップ2:WordPressでよく使うPHP構文を学ぶ

次に、WordPressで頻繁に登場するPHP構文に慣れていきます。

  • if ( have_posts() )
  • while ( have_posts() )
  • the_title()
  • the_content()

これらはWordPress独自の関数ですが、中身はPHPで動いています。
「これはPHPの関数呼び出しなんだ」と理解できるだけでも、コードへの抵抗感は大きく減ります。

ステップ3:WordPress特有の仕組みを理解する

基本文法に慣れてきたら、WordPress特有の仕組みも少しずつ理解していきましょう。

  • テンプレート階層
  • フック(action / filter)
  • functions.php の役割

特に functions.php は、WordPressカスタマイズの入り口です。
最初はコピペでも構いませんが、「どのタイミングで処理が動くのか」を意識することが大切です。

ステップ4:テーマ・カスタマイズで実践する

学んだPHPは、必ず実際のWordPressで使ってみましょう。

  • 表示条件を追加する
  • カスタムフィールドを表示する
  • 管理画面を少しカスタマイズする

実務や自分のサイトで使うことで、「このPHPは何のために書いているのか」が明確になります。

学習 → 実装 → 修正
このサイクルを回すことが、理解への近道です。

最初から完璧を目指さなくてOK

PHPは覚えることが多く、最初から完璧を目指すと挫折しがちです。

WordPress制作者の場合は、

  • 書けなくても読めればOK
  • 必要になったら調べる
  • 少しずつ理解を積み重ねる

このくらいのスタンスで問題ありません。

まとめ:WordPress向けPHPは「必要な分だけ」学ぶ

WordPressを扱う上で、PHPは避けて通れません。
しかし、難しく考えすぎる必要もありません。

  • 基本文法を知る
  • WordPressで使う構文に慣れる
  • 実際にテーマで使ってみる

このロードマップを意識することで、PHPへの苦手意識は確実に減っていきます。

「WordPressがもっと自由に扱えるようになりたい」
そう感じている方は、ぜひPHP学習を一歩進めてみてください。