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しゃ(sya/sha)? しょ(syo/sho)? Web制作で迷いがちなローマ字表記

ローマ字表記の違い|しゃ(sya/sha)?しょ(syo/sho)?Web制作で迷いがちなポイント

Web制作をしていると、URLのスラッグやファイル名、IDやクラス名などで、
「日本語のローマ字表記はどう書けばいいのか?」と迷うことがあります。
例えば「しゅ」は “syu” か “shu” か、「じ」は “zi” か “ji” か――。
普段は何気なく入力していても、案件やチームによって表記が揺れると少し戸惑うものです。

訓令式とヘボン式

日本語のローマ字表記には大きく分けて「訓令式」と「ヘボン式」という2つの形式があります。
両者の違いについて、下記の表に一部の例をまとめました。
 

  訓令式 ヘボン式
si shi
zi ji
ti chi
tu tsu
hu fu
しゃ sya sha
じゃ zya ja
ちゃ tya cha
しゅ syu shu
じゅ zyu ju
ちゅ tyu chu
しょ syo sho
じょ zyo jo
ちょ tyo cho

 

例えば、「し(si/shi)」「つ(tu/tsu)」「ちゃ(tya/cha)」はヘボン式が浸透していると感じます。
一方、「じ(zi/ji)」「しゃ(sya/sha)」「しゅ(syu/shu)」「しょ(syo/sho)」あたりは指示する人によってまちまちで、普段自分が使っている表記と違うと、少しもやっとしてしまうこともあります。

ヘボン式が主流へ

現在ではヘボン式が国際的な標準として使われています。
パスポートの氏名表記や国際交流の場、さらには英語圏向けの出版物でも採用されています。
一方で訓令式は小学校教育などで用いられるものの、文化庁もヘボン式を推奨する動きを見せています。

参考:
「し」は「shi」で「ふ」は「fu」、ローマ字表記がヘボン式に…70年ぶり文化庁が変更へ(読売新聞)

まとめ

Web制作の現場では「絶対にこの方式でなければならない」というルールはありません。
ただ、サイト内で訓令式とヘボン式が混在するよりも、どちらかに統一した方が良いと考えます。
個人的には「し=shi」「つ=tsu」といった表記が自然なので、基本的にヘボン式で統一するとスッキリするのではないかと感じます。

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