Gmailで独自ドメインのメールを送受信する方法
Gmail のメールアドレスは通常「@gmail.com」ですが、設定を行うことで「@example.com」や「@example.co.jp」といった独自ドメインのメールを、Gmail 上で送受信できるようになります。
本記事では、Gmailで独自ドメインのメールを受信・送信する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
Gmailで独自ドメインのメールを使うメリット
独自ドメインのメールは信頼性が高く、ビジネス用途にも最適ですが、専用のWebメールやメールソフトの操作が面倒に感じることもあります。
Gmailで受信・送信できるように設定することで、以下のようなメリットがあります。
- ・スマホのGmailアプリから簡単に確認できる
- ・複数のメールアドレスを一元管理できる(切り替え不要)
- ・高精度な迷惑メールフィルターが使える
- ・独自ドメインのアドレスで送信も可能(送信設定が別途必要)
必要な準備(メールサーバー情報の確認)
Gmailで独自ドメインのメールを利用するには、事前に以下の情報を確認・準備しておきましょう(レンタルサーバーの管理画面などで確認できます)。
- ・メールアドレス(例:user@example.com)
- ・受信サーバー(POP3)のホスト名・ポート番号
- ・ユーザー名(多くの場合はメールアドレス)
- ・メールアカウントのパスワード
- ・送信サーバー(SMTP)のホスト名・ポート番号
- ・SSL/TLSの有無
Gmailに独自ドメインメールを設定する手順
1.Gmail の設定画面を開く
Gmail 右上の歯車アイコンをクリックし、「すべての設定を表示」を選択します。
2.「アカウントとインポート」設定画面を開く
「アカウントとインポート」タブを開き、「他のアカウントのメールを確認」の欄で『メールアカウントを追加する』をクリックします。
3.メールアドレスを入力
独自ドメインのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
4.メールアカウントの追加
「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」を選び、「次へ」をクリックします。
5.メールサーバー情報の入力
受信サーバーの情報を入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
※自動で入力されている項目がある場合もありますが、すべて確認し、正しい情報に書き換えてください。
ユーザー名 | 独自ドメインのメールアドレス |
---|---|
パスワード | メールアカウントのパスワード (Gmailのパスワードではありません) |
POPサーバー | ご利用のサーバーに従って入力 |
ポート | サーバー仕様に従う(例:Xserverは「995」) |
サーバーにメッセージのコピーを残す | 必要に応じて設定 |
SSLを使用する | サーバー仕様に従う(Xserverの場合は使用) |
6.受信設定の完了。送信設定に進む
「メールアカウントを追加しました」と表示されたら、次に送信設定を行います。
【はい。○○○○としてメールを送信できるようにします】にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
7.送信用の名前を設定
送信相手に表示される名前を入力します。
【エイリアスとして扱います】のチェックは、サーバーの仕様に応じて判断してください。
8.送信メールサーバーの情報を入力
受信設定と同様に、送信用(SMTP)のサーバー情報を入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
ポート番号やSSL設定はご利用のサーバーに従って入力
例:Xserverの場合 → ポート「465」、SSLを使用
まとめ
独自ドメインのメールをGmailで受信できるようにすることで、メールチェックが格段に効率化され、業務の生産性も向上します。
特にビジネスで独自ドメインを利用している方には、Gmailとの連携は非常におすすめです。
一度設定してしまえば、日常的なメール管理がスムーズになります。