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[PHP] 超入門:演算子とは?算術・比較演算子の違いと使い方をやさしく解説!

[PHP] 超入門:演算子とは?算術・比較演算子の違いと使い方をやさしく解説!

PHPを使って計算や条件分岐を行う際に欠かせないのが「演算子」です。
本記事では、演算子の基本的な種類と使い方を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

演算子とは?

演算子とは、計算や値の比較を行うための記号のことです。
たとえば、足し算に使う+や、「等しいかどうか」を調べる==などがあります。

算術演算子(+、-、*、/、%)

数値の計算に使う、基本的な演算子です。

演算子 意味
+ 足し算(加算)
- 引き算(減算)
* 掛け算(乗算)
/ 割り算(除算)
% 割った余り(剰余)

代入演算子(=)

=は、右側の値を左側の変数に代入する演算子です。
「等しい」という意味ではない点に注意しましょう。

複合代入演算子(+= など)

元の値に別の値を計算して上書きしたいときに便利な演算子です。
たとえば「今の値に3を足す」場合は += 3 のように使います。

記号 意味
+= 足して代入する
-= 引いて代入する
*= 掛けて代入する
/= 割って代入する
%= 割った余りを代入する

インクリメント演算子(++)

変数の値を1増やすときに使います。

  • ++$a:1を足してから代入(前置インクリメント)
  • $a++:代入してから1を足す(後置インクリメント)

デクリメント演算子(–)

変数の値を1減らすときに使います。

  • --$a:1を引いてから代入(前置デクリメント)
  • $a--:代入してから1を引く(後置デクリメント)

文字列演算子(.、.=)

PHPでは、文字列の連結にも演算子を使います。

.(ドット):文字列をつなげる

文字列と文字列の間にドット「 . 」を挟み、文字列を結合する時に使う演算子です。

.=:既存の文字列に追加する

比較演算子(==、===、!=、!==、>、< など)

2つの値を比べて、真(true)か偽(false)かを判定するための演算子です。

演算子 意味 説明
== 値が等しい $a == $b 値が同じなら true
=== 値と型が等しい $a === $b 値も型も同じなら true
!= 値が異なる $a != $b 値が違えば true
!== 値または型が異なる $a !== $b 値か型のどちらかが違えば true
> より大きい $a > $b 左が右より大きければ true
< より小さい $a < $b 左が右より小さければ true
>= 以上 $a >= $b 左が右以上なら true
<= 以下 $a <= $b 左が右以下なら true

=====の違いに注意!
==は「値が等しければOK」ですが、===は「値 かつ 型も一致しているか」をチェックします。

型の違いに敏感な処理をする場合は、===を使うほうが安全です。

おわりに

このように、演算子はPHPを扱ううえで基本中の基本です。
使い方を理解しておくことで、計算処理や条件分岐などをスムーズに記述できるようになります。

なお、複雑な条件を扱いたい場合は「論理演算子(&&, ||, !)」が便利です。
詳しくは、次回の記事で紹介します!

 
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