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[WordPress] Contact Form 7のフォーム送信履歴を管理画面にデータ保存&CSV保存プラグイン比較

Contact Form 7送信履歴管理プラグイン

WordPressでお問い合わせフォームを作成できるプラグイン「Contact Form 7」は非常に便利ですが、送信内容はメール送信のみで、標準ではデータを保存する機能がありません。

そこで今回は、フォームの送信内容を管理画面に保存・確認でき、さらにCSV形式でダウンロードできるプラグインを3つご紹介します。

Flamingo

Flamingoプラグイン

「Contact Form 7」と同じ作者が提供しているプラグインです。

特徴

  • CSVダウンロード可能(文字コード:UTF-8形式)
  • フォーム項目を変更・追加・削除した場合、管理画面には送信時点の項目が保存され、CSVには最新の項目のみが出力される
  • 送信元IPアドレスやユーザーエージェント情報も保存可能
  • UIがシンプルで見やすい

注意点

・CSVファイルの文字コードがUTF-8形式のため、Excelで開くと文字化けする可能性がある(解消方法を後述)

一覧画面

Flamingo 一覧画面(PC)
Flamingo 一覧画面(PC)

スマホ表示

Flamingo一覧画面(スマホ)

詳細画面

Flamingo 詳細画面(PC)

スマホ表示

Flamingo詳細画面(スマホ)

CSV

Flamingo CSV出力

文字化けの解消方法

文字化けを防ぐには、テーマ内のfunctions.phpに以下のコードを追記し、CSVをShift-JIS形式で出力できるようにします。

Shift-JIS出力後のCSV

Contact Form 7 Database Addon – CFDB7

CFDB7プラグイン

特徴

  • CSVダウンロード可能(文字コード:Shift-JIS形式)
  • フォーム項目を変更・追加・削除した場合、管理画面には送信時点の項目が保存され、CSVには最新の項目のみが出力される

注意点

・CSV内の項目名がフォームタグ名と微妙に異なる場合がある

一覧画面

CFDB7 一覧画面(PC)
CFDB7 一覧画面(PC)

スマホ表示

CFDB7一覧画面(スマホ)

詳細画面

CFDB7詳細画面(PC)

スマホ表示

CFDB7詳細画面(スマホ)

CSV

CFDB7 CSV出力

Contact Form DB

特徴

  • 管理画面の一覧で全てのお問い合わせ項目を確認可能
  • 複数の形式でデータをダウンロード可能
  • フォーム項目の変更・追加・削除前のデータも管理画面やCSVにそのまま残る

注意点

・プラグインをWordPress管理画面から直接検索できず、手動でインストールが必要
・最終更新が2022年2月で止まっており、最新環境での動作保証がない
・UIがやや見づらい

一覧画面

Contact Form DB一覧画面(PC)
Contact Form DB一覧画面(PC)

スマホ表示

Contact Form DB一覧画面(スマホ)

詳細画面

Contact Form DB詳細画面(PC)

スマホ表示

Contact Form DB詳細画面(スマホ)

CSV

Contact Form DB CSV出力

項目名はフォームタグ名と一致します。

まとめ

今回紹介した3つのプラグインはいずれも、フォーム送信データを管理・保存するために便利です。
用途や必要な機能に応じて選びましょう。
特にCSV形式でデータ活用をする場合は、文字化け対策や項目名の扱いに注意すると、より快適に利用できます。


3プラグインCSV比較

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